画像は右にウィンカーをだしたところ。
画像の稼動部はウィンカー動作に関して、電気的には関係ありません。
不具合があるとすればこの裏側ということです。
白い部品が全部で「スイッチアッシ.コンビネーション」という名称です。
この部品で、ウィンカー、ワイパー、ヘッドライト等の制御を行います。
今回の件では、ウィンカーランプやウィンカーリレー、配線等に問題が見つからなければ、この部品が原因ということになり・・・この部品を固まりで交換することになるわけです。
なぜなら、部品の最小単位がコレなので。
ワイパーとかに問題がなくても全部交換です。
修理に出せば
21,300円+工賃
となるはずです。
ステアリングシャフトから抜いて、矢印の配線を辿ってコラム下にあるカプラーを取りはずします。
2個のカプラーをはずしますが、結構面倒です。
取りはずした部品を自宅に持ち込んで、ここからは机上の作業です。
ですが、まったく画像がありません。
直らないだろうと適当に作業していたので、画像の段階になって念のためデジカメを持ち出した次第です。
いきなり凄い画像です。スイッチアッシの裏面です。
スイッチアッシを裏返すと、基盤が3本位のビスと数箇所の爪で留まっています。
基盤がなかなかはずし難いですが、どこで固定されているのかじっくり観察しながら作業します。
こういう作業はじっくり時間をかけて、無理矢理は禁物です。
なんていったって21,300円です。
基盤をはずした後です。
矢印部分がウィンカーの端子です。
グリースを塗った後ですが、この部分が結構汚れていました。
古いグリースが固まり、そのグリースが埃を呼び、更に金属紛が付着したような。
この汚れで、接触不良を起こしていたのかもしれません。
他の端子部分も清掃して、グリースを塗布しておきました。
青丸の部品が、上の部分の端子に接する稼動部です。
あまりにちゃちいので、ビックリ。
こんなんならいつ接触不良を起こしてもおかしくありません。。
これもちょっと動きが渋かったので、シリコンスプレーをちょっと拭いて、接触部をグリスアップ。
この渋さが、接触不良を起こしていたのかもしれません。
参考画像。
真ん中上がハザードのスイッチの根元なのがわかりますか?
こんな感じになっています。
実はもう1個、故障箇所の候補があったのです。ですが肝心の画像がまったくありません。
それは、ハンダクラック!
スイッチアッシを裏返すと、基盤に半田箇所がいくつもあります。
そこのウィンカーに関係しているハンダがどれか割れている、もしくは浮いているかもと考えたからです。
これテレビとかの家電製品には非常に多く起こる不良です。
パッと見はわかりません。パッと見でわかるなら常に不具合が出ているはずですから。
周りが温かくなったり、或いはちょっとした衝撃とかで浮いたり、くっついたりするんです。
こういった場合は、怪しい部分ぜ〜んぶハンダを付け直します。
それにはハンダ吸い取り器が必須。これで古いハンダを吸い取って、新しくハンダ付けします。
このハンダクラックが、接触不良を起こしていたのかもしれません。