※ 注意点
交換自体はネジを回してはずし、ネジを回してはめるだけなので簡単な作業です。
しかし、装着する箇所がエンジンのシリンダーヘッドだというのが問題です。
つまり、真っ直ぐに入れずに無理に捻じ込むと・・・シリンダーヘッドを傷めます。
そうすると、大変な事態に陥ります。もの凄い修理代金が待っています。
結構簡単にネジ山が潰れてしまいますので、そこを一番注意して下さい。
どノーマル!なエンジンルーム(運転席側からの画像)。
ある意味、WEB上ではめったに見れない画像ですね。
お決まりですが・・・
作業前にバッテリーのマイナス端子をはずしましょう。
ナ〜ンモワカラン〜という方のために、
赤の矢印はイグニッション(点火)コイル。
青の矢印はディストリビューター(通称デスビ)。
黄色の丸はプラグコード(ケーブル)。
です。
バッテリーからきた電気が、イグニッションコイル(変圧器)で約2万ボルトまで高められ、ディストリビューターに送られます。
その高圧電流はディストリビューター(配電器)で各気筒に振り分けられます。
点火装置
バッテリー&オルタネーター⇒
一次コイル(ディストリビューター制御)⇒
二次コイル(高電圧発生)⇒
ディストリビューター⇒
プラグコード⇒
プラグ
もう一度、
赤の矢印はイグニッション(点火)コイル。
青の矢印はディストリビューター。
です。
ちなみに最近の車はダイレクトイグニッションシステムで、各気筒それぞれに直にコイルが着いているので、デスビはありません。
コイルからケーブルが1本デスビにのび、デスビから3本のケーブルが各プラグへのびています。
つまりデスビからのケーブル3本が行き着く先が、お目当ての点火プラグです。
黄色で囲った物体がインタークーラー(ターボ)です。
わかりましたか?JA11のプラグ交換は結構面倒です。
そう。プラグに辿りつくまでに、インタークーラーをはずさなければなりません。
助手席側からの画像です。
インタークーラーの下にちょろっと見えてますね。
赤の矢印がプラグがある位置です。
長〜いエクステンションバーを持っていれば、この状態で交換可能らしいですが、初心者はやめたほうがいいですね。
理由は※注意点にも書いた通りです。
インタークーラーをはずします。
はずすボルトは3ヶ所。
それに、インテークパイプ(画像の黒いゴムホース)のホースバンド(留め具)です。
画像は1ヶ所目。正面のボルト。
2ヶ所目(運転席側)。くれぐれも落とさないように。
ある程度緩んだら手回しした方が落としません。
3ヶ所目(助手席側)。
ここでは金属ステーと共締めになっています。
続いて、インテークパイプのホースバンド。正面からの画像。
ネジのアップ画像です。マイナスドライバーでもはずせるようになっていますが、六角を使うのが妥当ですね。
ナメないように注意。
ホースバンド2ヶ所目(運転席側)。画像では既に緩んでいます。
緩んだらインタークーラーとパイプを両手で持って、パイプをムギムギとすると簡単にはずれます。
矢印のホースははずしませんでした。
はずさなくても邪魔ではないので。
問題は黄色で囲った鉄板。
聞いてないぞー。これはずすの?
調べると、この鉄板は画像の黒い鉄パイプに溶接されています。
黒い鉄パイプをはずすには・・・
このボルトをはずさないと・・・
届かない。
外はもう暗い。画像でわかると思いますが、懐中電灯で作業してます。
やーめた!
このままで作業ができるのか、確認してみます。
まずケーブルをプラグから抜くのですが、注意点。
必ずキャップ部分を握って引っ張って下さい。コード部分を掴んで引っ張ってはいけません。
コード部分を引っ張ると、中で断線が起き、電気がリークします。
そうすると点火不調に陥り、即プラグケーブル交換です。
ケーブルを抜くと小さくポンッと音がします。
プラグのお尻が見えてますね。
プラグソケットをはめてみました。
直でラチェットは無理ですね。エクステンションが必要です。
エクステンション150mm装着。それでも無理がある・・・。
何とか作業ができそうなので、これでいきます。
プラグを左回しではずします。
調子に乗って、隣のプラグもはずさないように。
というのも、プラグコードの接続位置は決まっています。
間違えて違う箇所にコードをはめると、不具合が出ます。
プラグ交換はミスを防ぐために、1本ずつ取り替えます。