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スターターリレー設置(実践編02)

汎用5極リレー

作業前にバッテリーのマイナス端子をはずして、作業中もキーを挿してはいけませぬ。

セルモーター そもそもなぜこのような現象が起きるのでしょう。
注意深く観察しても良くわかりません。
ただ、何かが弱っているのは確かです。

で、スズキのメカニックが教えてくれました。
正解は・・・    「仕様」です。

やっぱり・・・。

もともとセルモーターが回すリングギヤ(ドライブプレート/フライホイール)が大径(重い)なので、バッテリーが弱りだすとモーターがギヤを回せなくなるらしい。

※注意 セルモーター=スターティングセル=スターティングモーター=スターター

バッテリー 更に標準装備のバッテリー容量を経済的な観点から小さなものに変更したため、そのこともこの現象が起こる要因になっているらしい。
ちなみにこの事でSUZUKIを責められません。何といってもその価格差は半額以下ですから。

解決策としては、「バッテリーを新しくする」こと。
従って高価なセルモーター交換をする車屋は不正解。
ですがバッテリーはまだ使えますし、替えたとしてもいずれまた同じ症状が出ます。

そこで、スズキのメカニックも「リレーをかます」ということをやるそうです。
いわゆるスターターリレーです。

左図がJA11のクランキングシステムです。
まぁつまりエンジン始動に関わる配線図です。

ちなみに左図はMT車の配線図。
AT車ではイグニッションとA/Cコントローラーの間でATシフトを通ります。 (PもしくはNの位置にないとエンジン始動ができませんよね)
で、イグニッションとATシフトの間の線が「/黒」となります。
−ATシフトからエンジンルームは/黒ですので、今回は関係ありません−

ワカラン!という方、御安心を。
今回いじるのは/黒の線だけです。

これがリレーを入れた図です。

本来の所謂スターターリレーというのは、上の画像の線(B端子)に割り込むものだと思います。
まぁそちらの方がダイレクトですが、如何せんコストがかかります。
リレーも特殊なものになりますし、線材も太く高くなります。
で、/黒の信号線に割り込みます。
つまり、スターターのマグネットスイッチリレー?ですかね。

画像が小さくてワカラン!という方は、画像をクリックすると拡大します。

リレー自体、結構信頼性のある装置なのですが、更なる安全のため電源側にヒューズを入れます。

リレーとは電磁石で接点を動かし、小さな電力で大きな電力をON/OFF、又は切り替える機器です。日本語ですと、電磁開閉器です。
左図はリレーの内部です。電磁石のコイルとそれに引きつけられる鉄片があります。
鉄片にはスイッチの接点が取り付けられていて、 コイルに電流が流れて電磁石に吸い付けられると接点も動くようになっています。

今回の回路では、
 1.イグニッション「START」でコイルに+側から−、アースへ電気が流れます。
 2.コイルが電磁石となり、鉄片を引きつけます。
 3.すると、バッテリー→セルモーターの線が繋がり、電気が流れます。

BOSCH 5極リレー

で、何でコレが有効なのか?
リレー動作時のコイル電流は、12Vリレーの20Aクラスで70〜80mA、30Aクラスでは120mA〜150mA程度。つまりかなりの弱電流でも動いてくれるわけです。
今回の症状は、バッテリーの劣化と複雑な配線の影響による電圧降下が原因です。
つまりセルモーターを動作させるだけの電力が不足しているのです。

コイルを動作させる電流は小さくてもいいので、電圧降下の影響を受けないわけです。
肝心のセルモーターに供給される電力は、バッテリーから直!です。

リレーの「小さな電気で大電流機器をON/OFFすることができる」性質を使うわけです。

エンジンルーム 前置きが長くなりましたが、さてはともあれセルモーターを見つけましょう。 こんな 形をしています。

赤丸の辺りにあります。
奥まったところにあるんです。

セルモーター位置 さらに寄った画像。
矢印はセルモーターのボルト付近です。このあたりにIG線があります。

セルモーター本体端子部 これがターゲット。
この角度では見えません。これはデジカメを突っ込んで撮っています。

がバッテリーからの黒線(B端子)。が問題の黄/黒線(S端子)。
一本の線で、透明なスリーブが着いています。
黒い保護チューブを少しめくると黄/黒線だと確認できます。

いじるのはバッテリーからダイレクトできている線ではありません。そこを注意して下さい。
上から覗いてもなかなか見え難い位置にある線です。

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